電気工事士の仕事は、エアコン工事や配線工事以外にも多岐にわたります。時には、電柱に登って作業するなど強いストレスを感じる現場で仕事をこなさなければいけないことも。
過酷な環境だからこそ、やめとけとする意見も少なくありません。
この記事では、電気工事士のやりがいときついことを、見習い電気工事士(4年目)として働くスタッフの意見を基に紹介します。
電気工事士のやりがいとは

電気工事士はインフラ業界で高い需要を誇る職種の一つです。外仕事も多いため、快適な仕事環境が整っているとはいえないものの、実直に仕事に取り組めば、しっかりとやりがいを感じられます。
電気工事士のやりがいには、以下のものがあります。
仕事が形に残る
電気工事士の仕事は、現場の状況によって進め方が違います。単独で作業することもあれば、他の職人さんたちとスケジュール調整しながら進めることも。
例えば、リフォームや新築などの現場では、他の職種の職人さんたちがある程度やることが終わってから最後に電気工事を行います。天候はもちろん、現場の職人さんとしっかりと連絡を取り合わないと、予定が大きくずれこんでしまうこともあります。
現場によっては、大変なことや嫌な思いもします。特に若手の場合はキツいです。
それでも頑張ろうと思えるのは、一つのことをやり遂げたときの達成感が大きいから。
汗水垂らして一生懸命取り組んだ仕事が形に残ると、それだけでまた頑張ろうと前向きな気持ちになれます。
資格取得でスキルアップも目指せる
電気工事士として、キャリアを積んでいくためには資格取得は積極的に取り組みたいところです。
とはいっても、働きながら資格のために勉強するのは簡単ではありません。
ハードな仕事が終わってから朝晩資格の勉強は想像以上にけっこうきつい。
電気工事に関連する資格を増やすことで任せてもらえる仕事の幅が広がったり、自分自身の昇進のチャンスをつかめる良い機会になったりします。
電気工事士として働く上で、多くの方が電気工事士2種の取得をまずは目指すことになります。
他にも、以下の資格を持っていると活躍できる幅が広がります。
新たに資格を取得すれば、給与に資格手当が上乗せされるという職場もあるので就職・転職の際は確認しておくといいですね。
資格を味方に経験と実績を積めば、努力次第で高年収(1,000万円以上)を目指すこともできます。
将来性がある
電気工事士は需要が高く、将来性がある職種の一つです。昨今のテクノロジーの目まぐるしい発達により、その需要は高まるばかりです。
少子化・高齢化による人材不足が加速する一方で、情報通信技術の発達により設備の施工・保守を担う電気工事士が求められています。
「AIに電気工事士の仕事をとられるのでは」と心配している方もいるかもしれませんが、その可能性は現時点では低いといわれています。
電気工事士がやめとけと言われる理由

電気工事士はやめとけという声も中にはあります。ここからは、現場の経験を基にいくつか理由になりそうなものを紹介します。
不衛生な現場での仕事はストレスの嵐
きれいに掃除されていない換気扇や水回りの現場は、電気工事士にとってはかなりのストレスになります。
なので、「できればやりたくない」というのが本音です。
手袋をしながらの作業はもちろん、換気が十分できてない、足りていない現場となるとマスクも必須アイテムに。
コンクリートを削ったときに出る粉やサイディング(家の外壁)の粉が出る現場の際にも手袋とマスクで工事することになるので、忍耐力が求められます。
街路灯工事も侮れません。外灯の種類や状態によっては虫がたくさんいる現場も多くあります。虫が苦手ではない人にはストレスにならないかもしれませんが、そうでない人からすると1秒でも早く現場を離れたいのが正直なところです。
過酷な労働環境で体力勝負
他にも電気工事士の仕事でストレスを感じるものには、以下があります。
- 体力勝負な部分が大きい
- 休日が少ない
勤務先によっては、休日出勤が頻繁に起きる場合も。いくら仕事にやりがいを感じていたとしても、結局のところは自分の身体が資本なので、体調が悪くなってしまう前に転職するのがベターです。
電気工事士に強い転職サービスを活用して再スタートも一つの手
電気工事士を募集している企業は、世の中にはたくさんあります。
今の会社の仕事内容や条件、労働環境に満足できていない場合は、ほかの職場でイチからチャレンジするとも悪くありません。
自分で探すのは時間もないしという方は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
電気工事士の就職・転職おすすめの求人サイト
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株式会社RSGは、建設業界での業務経験を活かしてキャリアアップや年収アップが目指せる求人を多数取り扱っています。
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中には、未経験から施工管理士を目指せるものもある。
取り扱っている求人
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KSキャリアは、建設・不動産業界を中心に営業や施工管理などを主軸とした人材紹介や人材派遣を行っています。東証プライム企業のKEIAIグループのグループ会社なので、信頼性も抜群です。
また入社半年後の定着率は92%を誇ります。求職者一人ひとりに寄り添うサポートも魅力です。
施工管理求人の場合は、土木施工管理や設計、積算/購買、品質管理/アフターまで幅広く取り扱っています。土日休みで残業なしや経験値を増やせる職場で高収入が目指せるものなど、条件も充実しています、
中には、未経験からでも施工管理が目指せる求人も。
条件面で現在の職場に満足できていない方やキャリアチェンジを考えている方は、一度問い合わせてみるといいですね。
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③工事士ドットコム

工事士ドットコムは、電気工事業界に特化した求人サイトです。
電気工事に関する何かしらの有資格者であれば実務経験がなくても応募できる求人も多いので、自分の希望に近い就職・転職先を探せます。
また実務経験がある場合も、これまで経験したことがある現場に絞って求人を検索できるので自分らしさを大切にしながら新たな職場を探すことも可能です。
電気工事業界での就職・転職に絞って求人を探している方は、まずは登録しておくといいですね。
業界支持率No.1|電気工事士のための転職支援サービス【工事士.com】
④プライムキャリア

プライムキャリアは、独自のネットワークを活用しながら求人探しができる建設業界・不動産業界・設備業界に特化した人材紹介エージェントです。
企業によっては、キャリアコンサルタントとの条件交渉次第では、業界未経験でもチャンスがもらえることも。
選考中のふとした疑問も、応募者に代わってキャリアコンサルタントが企業採用担当者に問い合わせ、解決してくれるのもポイントです。
「不動産」・「設備」・「建設」専門の転職エージェントサイト【プライムキャリア】
⑤建設キャリアプラス

建設キャリアプラスは、電気工事士や電気工事施工管理をはじめとする電気工事に特化した転職サービスです。
78,000社のネットワークを活かして、20代〜40代を中心に非公開求人を数多く取りそろえています。
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建設キャリアプラスへの登録はこちらから電気工事士は嫌な気持ちよりもやりがいが勝てるかどうかが大事
電気工事士の仕事は実に幅広く、現場によって取り巻く状況も異なることが多々あります。
ただ細かな作業が好きだったり、アクティブに動き回るのが性に合っていたりという理由だけで務まるものではありません。
これから電気工事士として働く方の参考になれば幸いです。